小児鍼の効果はどんなもの(・・? 【今日のお題 活心はりきゅう堂】
2023/11/18
No263 小児鍼の効果はどんなもの(・・?
今日は天気予報通り、寒いです(>_<)
つい2週間前までは気温が25度~27度もあり、私は半袖で過ごしていました。
しかしこの2週間の間に急に冷え込み、今日は12月下旬の寒さだとか…
寒暖差が体に堪えます…
この冷え込みの影響で紅葉はピークを迎えています♪
京都の観光地は大変なことになっていそうです(^^;
さて皆さんは
「小児鍼」
というものを聞いたことはありますか(・・?
これは
「しょうにばり」
や
「しょうにしん」
と呼ばれます。
これを聞くと
「えっ?子供に鍼を刺すの?」
と聞かれますが、刺しません♪
下の図のような「さする鍼」を使います。
これらがよく使われる小児鍼たちです。
有名なものは左にある
「ローラー鍼」
です。
そして右から3番目の
「いちょう鍼」
もよく使われます。
これらを用いて子供や赤ちゃんをさすります♪
小児鍼でよく来られる症状として1番多いものは
「夜泣き」
です。
夜泣きが多いと親もまいってしまいますし、ご近所にご迷惑をかけてしまいます(>_<)
ではなぜ夜泣きをするのでしょうか(・・?
様々な原因がありますが、その多くは
「気滞(きたい)」
と呼ばれるものです。
これは東洋医学の症状の1つです。
東洋医学では血液が全身をめぐっているように、「気」も全身をめぐっていると考えます。
「気」のことを書くと長くなるので、簡単にします(^^;
「気」はこのようにツボとツボの間を流れています。
ツボのことを「経穴」
ツボとツボを結ぶ線を「経絡」
といいます。
経絡・経穴に関しては以前ブログに書いたので、詳しくはそちらをご覧ください。
経絡・経穴のブログ→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20210714113115/
皆さんも
なぜかは分からないけど、イライラする…
などを1度は経験したことがあると思います。
全てではないですが、気がうまく循環しないとイライラします。
これが「気滞」です。
「気が滞る」です。
大人も場合によっては気滞になり、イライラします(^^;
大人でもうまくコントロールできなのです。
子供や赤ちゃんはそのコントロールができません(>_<)
このように気の流れがうまくいかないと
赤ちゃんの機嫌が悪い
よくぐずる
夜泣きをする
などの症状が出ます。
そんなときに小児鍼で「気」を流します♪
「さするだけで、そんな効果があるんですか??」
とよく質問されます。
その答えは…
「効果はあります♪」
です(^^)
ただ注意は「刺激量」です。
ではやればやるほどいいのか(・・?
これは違います。
年齢が低ければ低いほど「低刺激」で十分です♪
特に1歳に満たない赤ちゃんへは
「えっ?これだけでいいの」
というくらいの刺激で十分です(^^)
刺激が強すぎると、返って逆効果になります(>_<)
小児鍼ができる年齢は生後6か月~12歳くらいまで。
とされています。
生後2~3か月でもできる先生はいらっしゃるとは思いますが…
全国に100人にも満たないでしょう…
それくらい刺激が難しいのです(^^;
私が対応できるのは生後6か月以降になりますm(_ _)m
そして気の流れをよくするものは何も小児鍼だけではありません!
小児鍼より効果があるものがあります♪
それは
両親が背中をさする
です(^^)
お風呂に入っているときに背中をさすります♪
これだけでも十分効果はあります。
ポイントは
「上から下」
もしくは
「下から上」
です。
流れをよくしたいので、一方通行のほうがいいですよ♪
私は東洋医学の知識があるので、背中以外にもツボを使います。
しかしツボを知らなくても、毎日背中をさするだけで効果は出てきます♪
お困りの方はぜひ試してみてください(^^)
最後になりますが…私が使う小児鍼です。
先ほどの写真には載っていなかったタイプのものです。
これは五寸釘のような形をしています。
これの利点は
「持っていることを隠せる」
です。
このように持ちます。
この状態でさすります♪
しかし赤ちゃんや子供は初めての場所に連れてこられて、知らないおじさんに「何かされる!」と思います(^^ゞ
それを防ぐためにこのような形になっています。
この手を反転させると
子供には「何も持っていない」というように見えます♪
この小児鍼は
「大師流小児鍼」
と呼ばれるものです。
20代後半に私が勉強した小児鍼です♪
私が今まで診たことがある症状は
夜泣き
便秘
おねしょ
です。
お困りの方はいつでもご相談に乗りますので、お気軽のお聞きください♪
明日は気温が上がるみたいですね(^^)
秋らしい秋!
が年々短くなっている気がします…
寒いので体調にお気を付けくださいm(_ _)m
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬佑