体のゆがみは問題(・・? 【今日のお題 keiトレーナールーム】
2024/03/13
No279 体のゆがみは問題(・・?
3月の中旬にさしかかっていますが、まだまだ寒いです(>_<)
ちょうど1か月前の2月中旬は20度近くまで気温が上がったのを覚えていますが…
早く暖かい気候になってほしいものです(^^;
待ち遠しい…
さて今日のお題ですが
「体のゆがみは問題(・・?」
です。
昨日来られた40代の男性のお客さんと「体のゆがみ」についての話になりました。
よく整骨院さんや整体院さんなどで、
「体のゆがみは万病の元」
などというフレーズを見かけます。
本当にそうなのでしょうか(・・?
これに関しては施術をする方がどのような勉強をされてきたか…
によって考えや意見は変わってくると思います。
そして私の意見ですが
「ゆがみはあって当たりまえ。そのゆがみで体に何らかの影響が出ているなら問題。そうでなければ、問題はない」
です。
私が修行していた渡辺接骨院にはカイロプラクティックを専門に扱う先生がいました。
その先生は私の直属の先輩でしたが、とんでもない先生でした。
カイロプラクティックはアメリカ発症の医術です。
当時(今から20年前以上)はそこまでカイロプラクティックの関する参考書はまだありませんでした。
その先輩の先生はアメリカから参考書を取り寄せ、勉強しました(もちろん英語の本です)
その先生は学生時代、TOEICで900点以上取るような方だったので、実行できたのだと思います(^^;
カイロプラクティックはアメリカでは確立された治療法で
「D.C」と呼ばれています。
「D.C」とは「Doctor of Chiropractor(ドクター オブ カイロプラクター)」と言います。
(ちなみに日本にはカイロプラクティックに関する国家資格はありません)
実際、その先生がゆがみが原因の症状を数々治療をしてきました。
それを目の前で見てきました。
もし
体がゆがまない!
ゆがみを治すことで体の症状が改善される!ということはありえない。
という方がいらっしゃいましたら、それは間違いだと私は断言できます。
では体のゆがみ=万病の元なのか??
これは少し違うと私は思います。
人間の体を真っ二つに分けると、「左右対称」になります。
そのことから、「ゆがみ=ダメ」と思われている方が多いです。
しかし体の中を見ると「左右対称」ではありません。
体の中とは「内臓」です。
解剖の図になるので、苦手な方は少し飛ばしてください。
これは正面からと、後ろからみた体の内臓の図です。
まず正面の図(左側)をみてください。
肺は左右対称になっていそうですが、心臓の場所が真ん中から少し左に寄っているので「左の肺」のほうが少し小さいです。
大きな肝臓は真ん中から右に寄っています。
右の図をみてください。
背中に腎臓があります。
これも一見左右対称にみえますが、左右でその高さは違います。
その他「脾臓」や「膵臓」なども人体には1つしかありません。
そもそも論で体の中(内臓)が左右対称に作られていないのです。
さらに人には必ず「利き手」「利き足」が存在します。
当然日常生活で「左右」の使い方が違うため、バランスは崩れます。
スポーツ選手ならそれが顕著に表れますね。
球技をする選手であれば、間違いなく「左右のバランス」は崩れています。
しかし競技力を向上させるには、それでいいのです。
では左右対称に動いている「走る」ということに着目してみてはどうでしょう?
陸上競技の短距離で世界記録の持ち主「ウサイン・ボルト」
彼は左右対称に体を使っているのでしょうか(・・?
実はウサイン・ボルトは「側彎症」として有名です。
側彎症とは「脊柱」がゆがむ症状です。
側弯症は成長期に見られる症状です。
詳しく書くとそれだけで長くなるので、今回は割愛します(^^;
側彎症のウサイン・ボルトが左右対称に体を動かしているとは思えません。
しかし彼は100m、200mで世界記録を持っています。
ちなみに50mは5秒47だそうです(^^;
体のゆがみはだれしもが持っています。
持っていて当たり前なのです。
問題はそのゆがみで体に何らかの影響が出ている場合です。
その場合はゆがみをとる必要があると思いますが、それが出ていないのであれば、ゆがんでいても問題はないと私は思っています。
影響が出ていないのなら、自分のゆがみを知り、それに対して自分で体の使い方を学んでいけばいいのです。
あと2週間もすれば3月下旬です。
桜が咲き始めますね♪
早くそのころになってほしいです(^^)
まだまだ寒いので、体調管理にお気を付けくださいm(_ _)m
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬佑