整形外科疾患シリーズ~打撲~【今日のお題 keiトレーナールーム】
2023/04/18
No222 整形外科疾患~打撲~
今朝も少し寒かったですね(^^;
毎年GWくらいは暑くなるので、もうそろそろ衣替えかな~?
と思っていますが、朝晩と日中でこれだけ気温差があるとなかなか難しいです(>_<)
さて今日のお題ですが
「打撲」
です。
先日の「痛みは本人しかわからない」というブログで、少し触れましたが、今日は打撲について書いていきたいと思います♪
打撲は捻挫と同じように、スポーツをして一般の方でもよく起こる症状のひとつです。
どこかにぶつけた…
といって、翌日くらいにぶつけた場所が内出血を起こしている…
属に言われる「青タン」ですね。
内出血を起こしていると、ほぼほぼ間違いなく「打撲」をしています。
では打撲はどのようにして治していくのでしょう(・・?
それは…
「患部をマッサージなどでほぐす」
です(^^)
日常生活の中で起こる打撲は、そこまで重症でなければ3~5日程度で自然と治ります♪
とくに治療も必要ないでしょう(^^)
スポーツ中に起きた打撲は、治療が必要な場合があります。
相手選手とぶつかる競技
サッカー、バスケットボール、ハンドボール、ラグビー、アメリカンフットボール、柔道、空手などなど…
今関わっている高校サッカー部でも、太ももに相手の膝が入る打撲
いわいる
「ももかん」
はたびたび目にします。
大学でトレーナーをしていた時は本当によく診ましたね!
やはり高校と大学では、選手同士の当たりの強さが違いますから(^^;
とくにラグビーやサッカー、アメリカンフットボールの選手を診ました。
大学でラグビーをを続けているような選手です。
体格もいいですし、筋肉もりもりです♪
そんな選手が私が患部をマッサージすると、
「痛い!!!!!」
とのたうち回ります(^^ゞ
私も経験があるのでわかりますが、打撲をした患部をほぐす!
というのは、本当にめちゃくちゃ痛いです(>_<)
しかしこれをしないと、早く治りません(^^;
大学のトレーナーをしていたころ、サッカー部の選手が太ももに相手の膝が入りました。
当日に適切な治療(RICE処置やストレッチなど)をしていると、そうはならなかったと思いますが…
翌日の月曜日にトレーナールームに来て診せにきたときは
「なんじゃこれは??」
と思うような…
太ももに鉄板でも入れてるのか?
と思うほど、太ももの前全体がカチコチになった選手がいました。
今でもはっきり覚えています。
彼は完治するのに、1か月半ほどかかりました(>_<)
痛いのに、なぜマッサージをするのか(・・?
早く治すことには変わりないのですが…
稀に重症化します(>_<)
それは
「骨化性筋炎」
といいます。
これは強烈な打撲を受けて、そのまま放置すると筋肉中に骨と同じような組織ができてしまう疾患のことです。
私は実際に診たことはなく、教科書などでしか見たことがありません。
多くの場合は自然治癒しますが、骨のような組織=石灰が大きくなったり、自然と消えなければ「注射」で散らし、吸い出す。
最悪の場合は手術になります(>_<)
自然治癒…といっても、治るのに時間はかかります。
だから痛いけれど、マッサージやストレッチで患部をほぐしていくのです♪
同じ筋肉系の疾患として
「肉離れ」があります。
これがよく間違われます(>_<)
肉離れは受傷直後は「ストレッチしてはいけない」
打撲は受傷直後から「ストレッチとしないといけない」
です。
打撲は必ず自分以外の誰かから衝撃をもらいます。
例えば相手の膝などです。
このときに患部は
「ぐしゃっ」とつぶれるような形になります。
一方、肉離れは自分の動きで筋肉を痛めます。
この違いは大きいです!
肉離れをして、直後からストレッチをしてしまうと…
せっかく「くっつこう」としている筋肉を、自ら引き離してしまうからです(>_<)
しかし打撲は「ぐしゃ」っとつぶれている形なので、積極的に伸ばしていく必要があります!
めちゃくちゃ痛いので、本人はあまりやりたがりませんけどね(^^ゞ
早く治すには、これが一番です♪
他人にやられた怪我(打撲)は、痛いけど休まず動かす
自分でやってしまった怪我(肉離れ)は2~3日は安静
これですね♪
打撲は痛いけれど、動かしながら治す…
と覚えておいてください(^^)
先週は黄砂がすごかったですが、今は落ち着いていますね♪
真夏!とまではいかなくても、早くもう少し暖かくなってほしいです(^^)
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬佑