東洋医学~「心について」~【今日のお題 活心はりきゅう堂】
2022/09/20
No162 東洋医学~「心について」~
この三連休は「台風」でしたね(>_<)
九州では甚大な被害が出ています。
私が住んでいる関西・京都はそこまでの被害はありませんでした♪
昨日も「風」が強くなるかな??
と思っていましたが、実際はそこまできつくありませんでした(^^ゞ
しかし台風が過ぎ去った今日は「風」がものすごく強いです!!!
吹き返しの風ですね。
気温は下がって過ごしやすく、なんなら若干「寒い」ですが(^^;
さて今日のお題は
「心について」
です。
これは
「こころ」
ではなく、
「しん」
と読みます。
西洋医学では心臓、腎臓、肝臓、脾臓など、必ず「臓」がつきます。
(肺だけはなぜか「臓」がつきませんが…(^^ゞ)
しかし東洋医学は
心、腎、肝、脾…のように「一文字」で表します。
西洋医学の心臓の役割は簡単に書くと
血液を全身にいきわたらせる
です。
血液に含まれる酸素を全身に供給することが目的です。
いたってシンプルですよね♪
逆に言うと、それ以外の役割はありません。
しかし東洋医学の「心」は色々な役割があります。
少し見にくいですが、下の図をご覧ください。
これは私が専門学生時代に授業で使っていたプリントです。
どうでしょう?
細かくありますよね(^^;
全てを説明すると、長くなりますし、難しくなってしまうので…
ここでは大まかに、分かりやすい部分だけの紹介にしておきます(^^;
まず心は
「血脈をつかさどる」
とあります。
これは
西洋医学で心臓が全身に血液を送っている
とほぼ同じ意味です。
心が邪気を受けてしまうと、死んでしまうこともあります(>_<)
心は「君主の官」といって、臓腑の中では一番えらい!
とされています。
五臓六腑を従えている王様のようなものです。
ちなみに五臓六腑とは
肝・心・脾・肺・腎
胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(さんしょう)
です。
これらは「表裏」の関係になっているので、例えば「心」の表裏は「小腸」になります。
三焦…と聞いて、
「え??そんな臓器あったっけ(・・?」
となっていると思います(^^;
三焦は
「名のみありて、形なし」
と言われています(後日書きます)
全ての臓器は「表裏」の関係にある!
と先ほど書きました。
三焦の表裏関係にあるのが
「心包(しんぽう)」
です。
これも形はありませんが、西洋医学の
「心膜」
にあたります。
この心包は「心」にくる邪気を全て受け止めてくれる役割があります!
王様(君主)の攻撃を事前に止める、衛兵?のような存在です。
そして心は「精神」と深いかかわりがあるとされています。
現代でいうなら「脳」の役割に近いことを、東洋医学の心でおこなっている!
ということです。
この他に心は
面色(顔面)と関係がある
舌と関係がある
汗と関係がある
喜と関係がある
小腸と関係がある(表裏関係)
などなど…
があります。
五行式体表の「心」の部分です。
この五行式体表の「心」の部分全てが関係している!
とされています。
難しいですよね(^^;
当たり前ですが、私たちは
西洋医学の心臓の役割
から覚えます。
それがどうしても頭に入っているので、
「なぜ心が小腸と関係があるの?」
「なぜ汗や舌、顔面などと関係があるの?」
となってしまいます(>_<)
これは私の経験ですが「割り切って」覚えたほうがいいですね(^^;
同じような役割をもつことが多いけど、そうじゃない部分もある…
だから混乱する。
ということを良く聞きます。
東洋医学の心は
全身に血液を送る!
だけではなく、その他にも色々な役割がある!
と思っておいてください♪
これから今日のように
東洋医学の臓腑について
を書いていきます(^^;
話しながらならまだしも、書くだけ!
なので、非常に分かりにくいかと思います(>_<)
出来るだけ分かりやすく、書くつもりです。
興味のある方は、頑張ってついてきてください(^^;
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐