東洋医学~四診(望・聞・問・切)~【今日のお題 活心はりきゅう堂】
2022/06/18
No129 東洋医学~四診(望・聞・問・切)~
今週火曜(6月14日)に関西は梅雨入りしましたね。
曇り空が多く、湿気が多いです(>_<)
まだ6月ですが、寝る時だけエアコンをつけています。
皆さんはもうエアコンを使っていますか?
さて今日のお題
「四診(望・聞・問・切…ぼう・ぶん・もん・せつ)」
ですが、聞いたことありますか(・・?
これは
東洋医学では四診(ししん)といって、4つの検査?から患者さんの身体の状態を把握していきます。
それが
「望診(ぼうしん)」
「聞診(ぶんしん)」
「問診(もんしん)」
「切診(せっしん)」
です。
探していると、見やすい表がありました。
文章で説明するのは少し分かりにくいかもしれませんが、できるだけ分かりやすく書いていきます(^^;
まず
「望診(ぼうしん)」
です。
これは患者さんを「見る」ということです。
顔色や表情、姿勢、などです。
この望診には「舌診(ぜっしん)」も含まれます。
東洋医学では「舌」の状態を重視します。
私のところで東洋医学的な治療を受けている方は
「あっかんべー、と舌を出してください」
と言われたことがあると思います。
舌の状態を見ています(^^)
鍼灸師だけの能力なら難しいと思いますが、私はアスレティックトレーナーでもあります。
お客さんの姿勢(専門的にアライメントといいます)を見ることも得意です。
ちょっとした仕草なども、私にとっては「違和感」を感じることがあります。
そこから「どこが悪いのか?」を決めていきます。
次に
「聞診(ぶんしん)です。
これは少し分かりにくいですが、「聞く」と「嗅ぐ」が含まれています。
聴覚と嗅覚ですね。
「聞」には「匂いを嗅ぐ」という意味があります。
具体的には
「患者さんの声」に張りがあるのか?ないのか?
呼吸音は?
などその「音」を聞きます。
そして「体臭」「口臭」などの「匂い」です。
これはなにも「あえて嗅ぐ」わけではなく、身体を診ているときに「ふわっと」香る匂いです。
例えば糖尿病を患っている方は独特の体臭があります。
五行式体表では「五嗅(ごしゅう)」といって、その匂いから患っている場所を特定したりします。
ちなみに五嗅とは
臊(そう)…あぶらくさい
焦(しょう)…こげくさい
香(こう)…薬のようなにおい、アセトン臭
腥(せい)…なまぐさい、魚のようなにおい
腐(ふ)…くされくさい、くさったようなにおい
です。
以前、ぜんそくを持っている10代の男の子を治療していたときは「腥(なまぐさい)」匂いがしていました。
五行式体表に関しては以前、簡単にですがブログに書いたことがあります。
よければそちらをご覧ください。
五行式体表→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20210616174927/
3つめの「問診」です。
これは病院などでおこなう「問診」とほぼ同じです。
「どこが痛いのか?」
「睡眠はとれているのか?」
「食欲はあるのか?」
などです。
問診に関しては掘り下げなくても、皆さんが思い描いている問診です。
最後の「切診」です。
これは現代風にいうなら「触診」のことです。
実際に患部に触ったり、腹診、脈診などをします。
特に東洋医学では「腹診」と「脈診」に重点をおいています。
腹診と脈診に関してはここで書いてしまうと、長くなるので…
またの機会に書きます♪
現代の病院ではまず「問診表」を書いて、ドクターが問診をし、そのあとレントゲンや血液検査などをおこないます。
その検査結果で「診断」します。
東洋医学の世界では先ほど書いた「四診」を使い、患者さんの身体の状態を把握します。
東洋医学が開発された時代にはレントゲンなどはありませんから(^^;
いかがでしたか(・・?
なんとなくでいいので四診が分かったでしょうか?
ブログを書いていて、東洋医学の考え方など誰が興味あんねん??
と思っていましたが、数人のお客さんから
「東洋医学のはなし、おもしろいですよ(^^)」
と言って頂けました♪
そういう言って頂けるのなら、今後もちょこちょこと書いていこうと思いました(^o^)
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐