アスリハの3原則とは?? 【今日のお題 keiトレーナールーム】
2022/06/06
No124 アスリハの3原則とは??
昨夜からの雨はすごいですね!
目の前の小畑川も茶色の濁流になっています(>_<)
あそこには鴨の親子がいます。
無事に安全なところにいてくれたらいいんですけどね(^^;
さて前回のブログでは
「アスレティックリハビリテーションってなに??」
を書きました。
もしまだご覧になっていない方は、先にそちらをご覧になってください♪
→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220603090518/
アスリハには
5つの流れ
と
3原則
があると書きました。
5つの流れは
①炎症の改善
②関節可動域の確保
③筋力トレーニング
④協調性トレーニング
⑤競技特性を取り入れたトレーニング
です。
それぞれの詳しい内容は前回ブログをご覧くださいm(__)m
そして3原則は
「リスク管理」
「段階的負荷設定」
「患部外トレーニング」
です。
まず「リスク管理」は、簡単に書くと「再発させない」です。
アスリハを進行していく中で、最終段階ではかなり負荷のかかったメニューをします。
当然そこには「再発」の危険性も伴います。
復帰するために動いているので、そのメニューで再発していては「何してんねん!!」となります(>_<)
初期から復帰直前までのどのメニューでも「再発」は避けないといけません。
メニューを考えるのはトレーナーです。
アスリハをしていて、患部に痛みなどが出ると急遽メニュー変更!
なんてことも珍しくありません(^^;
次に「段階的負荷設定」です。
例えば40kgの重りをもって「スクワット」をしていた。
とします。
最初はキツイかもしれません。
しかし40kg程度ならばすぐに慣れます。
本当はそこから徐々に「負荷=重り」をあげていかないといけません。
ところがずーーっと40kgのまま、トレーニングをしている場合があります。
これでは筋力はあがりません(>_<)
ランニングにしても10分走っていて、それが復帰直前まで「10分」では…
ということです。
ケガの状態をみて、徐々に負荷をあげていかないといけません。
これが「段階的負荷設定」です。
最後の「患部外トレーニング」
は文字通り、そのままの意味です。
例えば足首をケガしているなら「体幹」「上半身」は元気です♪
手首をケガしているなら「体幹」「下半身」は元気です♪
このような感じで「患部以外の場所」を放置しないで、トレーニングします。
これは体感トレーニングの一種です。
よほどのことがない限り体幹トレーニングは必ず?といっていいほどできます。
「ケガする前より、パワーアップして復帰する!」
これがアスリハの目的でもあります(^^)
「リハビリ」
と聞くと
「患部に対しての運動」
と普通は思うでしょう。
しかし、本当は「患部以外」のトレーニングが重要だったりします♪
以上が「3原則」になります。
まとめると
5つの流れ
①炎症の改善
②関節可動域の確保
③筋力トレーニング
④協調性トレーニング
⑤競技特性を取り入れたトレーニング
3原則
・リスク管理
・段階的負荷設定
・患部外トレーニング
です。
アスリハをおこなう上で、非常に大事なことです。
逆にこの流れと原則が分かっていたら、アスレティックトレーナーじゃなくても「アスリハ」はできます(笑)
なかなか難しいですけどね(^^;
学生トレーナーが一番つまずくのがこの「アスリハ」です。
私も苦手でしたね((+_+))
メニューを作成しても、順調にいくことはありません。
途中で痛みなどが出たら、中止し、原因を考え、新しくメニューを組み直します。
アスリハはこれの繰り返しですから(^^;
トレーナーによってその内容は多種多様です。
考え方や方向性の違いはありますが、根本の考えは「5つの流れ」と「3原則」です。
アスレティックトレーナーの試験でも、実技でアスリハは必ずあります。
この時にケガによりますが「初期では絶対にやってはダメ!」なメニューもあります。
そのメニューを実技指導してしますと、「即アウト!」です(@_@;)
今は試験内容が違うので分かりませんが、私が受験していた15年くらい前なら試験管に
「この時期にそのメニューを入れるの?はいお疲れさま。もう終わってもらって結構です。」
みたいな感じで、15~20分あるはずの実技試験が、わずか3分で強制終了することもありました(笑)
当時の実技は
「テーピング2種類」
「ストレッチ指導」
「アスリハⅠ」
「アスリハⅡ」
と4種目ありました。
受験生は誰もが「アスリハ対策」に時間を使っていましたね(^^;
話しが少し違う方向にいきましたm(__)m
前回に続いて「アスリハ」のことを書きました。
スポーツをする全ての人が、ケガをして復帰するときに必要なのがこの「アスリハ」です。
私のようなアスレティックトレーナーが開業していることは珍しいです(笑)
普通はプロスポーツのチーム、もしくは強豪の大学などについていますから。
相談はいつでも受け付けています♪
気軽にご相談くださいm(__)m
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐