アルントシュルツの法則♪ 【今日のお題 keiトレーナールーム】
2024/04/02
No281 アルントシュルツの法則♪
昨日で4月になり、新年度が始まりましたね♪
新社会人になる方もいれば、部署などが変わる方、学生であれば大学、高校、中学、小学校に入学する方もいらっしゃるでしょう(^^)
今年は例年に比べて桜の開花が遅かったですね!
近年では3月中旬ごろに咲きはじめ、3月下旬が見ごろ…
もっても4月上旬ぐらい…
が多かったですが、今年は今週末が見ごろのようです♪
私の息子は4月9日に入学式ですが、それまではなんとか桜が咲いていてほしいものです(^^ゞ
さて今日のお題ですが
「アルントシュルツの法則」
です。
聞いたことありますか(・・?
私たちの業界では有名ですが、一般の方はあまり知らないと思います。
これは簡単に書くと
「体の対する刺激量(マッサージなど)」
のことです。
マッサージにも色々な刺激の方法があります。
皆さんはどんな刺激は好きですか(・・?
アルントシュルツの法則とは
正式名称
プリューゲル・アルントシュルツの刺激法則
といいます。
少し難しいですが、内容は
弱い刺激をすることで神経機能を喚起し、中程度の刺激で神経機能を興奮させ、強い刺激は神経機能を抑制し、最強度の刺激で静止するという法則である。内臓だけでなく、体のどこかに具合が悪くなればその場所と関係がある皮膚に反応が出るので、経穴と合わせて刺激することで症状が軽減もしくは回復する。
(参照: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
難しいですよね(^^;
要約すると
・弱い刺激は組織の働きを目覚めさせる
・中程度の刺激は組織の働きを促進させる
・強い刺激は組織の働きを抑制する
・非常に強い刺激は組織の働きを停止させる
となります。
私の経験上ですが、50~60代くらいの男性は強い刺激を好む方が多いですね。
この仕事に就いて約20年ですが、
「もっと強く押してほしい」
と言われたことは過去に何度もあります(^^;
その時は
「腹八分目」
の話をしていました。
お腹が減っていて限界まで食べても、少し時間が経つとお腹がいっぱいになりすぎて苦しくなる…
マッサージなども同じで、強い刺激は確かにその時は気持ちがいいいかもしれないけれど、時間が経つと「もみ返し」になったり、余計に悪化したりする
と説明していました。
私の施術を受けたことがある方はご存じだと思いますが、私は強刺激のマッサージはしません。
必要がないからです♪
筋肉を柔らかくするには「中程度」の刺激が一番なんですね(^^)
そんな私でも強刺激をするときはあります。
・骨折後の関節拘縮(かんせつ こうしゅく)
・筋肉の打撲
この2つです。
骨折後の関節拘縮は関節が固まっているので、軽い刺激では元に戻りません(>_<)
本人は痛いですが、ある程度強い刺激が必要になります。
そしてスポーツ選手に多いですが
「太ももの打撲」
です。
これはサッカー、バスケ、ラグビー、アメリカンフットボールなどの競技に多く見られます。
打撲したところを「痛い」からといって放置すると、復帰までに1か月以上かかることがあります!!
何度も見てきました…
筋肉が固まってしまうと、「鉄板でも入ってる?」と思うくらいに筋肉がガチガチに硬くなります(>_<)
筋肉を打撲したときは痛いけれど、マッサージ、ストレッチが重要です(^^;
もし周りに
マッサージは強くないと意味がない!
強刺激が好き!
という方がいらっしゃいましたら、ぜひこの法則を教えてあげてください♪
このアルントシュルツの法則では
「非常に強い刺激は組織の働きを停止させる」
ですから、強刺激は「組織の働きを停止させる」ので、一時的に痛みが治まります。
それで「治った」と錯覚してしまいますが、実は「強刺激によって組織が停止しているだけ」です。
治ってはいません(^^;
リラクゼーションを目的としたマッサージ店などは100歩譲ってお客さんの要望に応えるために強刺激をすることもあるかもしれません。
しかし私たちの職業(整骨院、接骨院、鍼灸院など)の方は「治す」ことが目的なので、強刺激は基本的には必要ありません♪
治療院さんは数多くあり、それぞれがどんな治療をしているかは知りません。
しかし、強刺激をする治療院さんは少し気を付けたほうがいいかもしれませんね(^^;
明日は雨予報です(>_<)
明日と明後日は高校サッカーの遠征帯同で奈良県に行きます。
出来れば晴れてほしかったです(^^;
あと少しで桜も満開になるでしょう♪
そのときを楽しみしていたいと思います。
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬佑