産後の骨盤矯正は必要?? 【今日のお題 keiトレーナールーム】
2022/12/21
No191 産後の骨盤矯正は必要??
今日は12月21日です。
今年もあと10日で終わりですね。
年末でお仕事など忙しいとは思いますが、無理をして体調などを崩さないように気をつけてくださいm(__)m
30代 女性 Sさん 12月1日に初産で男の子を出産
今日は産後の骨盤矯正のお話しです♪
看板やホームページには載せていませんが、産後の骨盤矯正は私もできます(^^)
…
と言っても大々的にやっているわけではないので、10人くらいしかやっていませんが(^^ゞ
女性は出産すると、多くの方は「骨盤が広がり」ます。
これは出産のために骨盤が動くからです。
少し話しは変わりますが、実は毎月の生理の時も「骨盤」は通常と比べて「動きやすく」なっています。
生理が出産のための身体に備わっている機能ですから。
以前あったのは高校生の女子バスケのトレーナーをしているときに、転倒し大きく「尻もち」をついた選手がいました。
そこから腰が痛い…
となって、診ると
「骨盤」がゆがんでいました。
いつも診ていた選手だったので、身体の状態は把握しています。
「あれ?こんなにゆがんでなかったけどな…」
と思い、その選手に話を聞くと
「実は3日前から生理がきています」
と教えてくれました。
骨盤の中にある関節は、「仙骨」と「腸骨」で構成されている
「仙腸関節」
という部分にゆがみが生じておきます。
仙骨と腸骨に間にあるのが「仙腸関節」です。
骨盤の中にある関節はこれのみです。
この部分は解剖学的に
「半関節」
と呼ばれ、
「関節だけど、動かない関節」
と教科書などには記載されています。
仙腸は動く!
いや動かない!!
という論争は今もあります(^^;
世界で活躍する有名な先生は
「結論、仙腸関節は動かない」
と発言したことがあります。
しかし、実際は出産のときには動いています。
この業界の入って約20年くらいになりますが…
この論争は終わらない気がします(*_*;
ちなみに私は「動く派」です(^^ゞ
話しを産後の骨盤矯正に戻します。
産後の骨盤矯正は目安は
産後1~2か月くらいから始めるといい
というのが一般的です(もちろん人によってケースバイケースです)
産後は
「産褥期(さんじょくき)」
と呼ばれる時期です。
妊娠する前の体の状態に戻る大切な時期なので、無理は絶対にしてはいけません。
動けるようになってから、骨盤矯正に行かれたらいいと思います。
今回のSさんは福岡に住んでいらっしゃいます。
お母さんが京都にお住まいで、定期的に私のところにきてくれています。
里帰り出産だったのでその関係から、今回は診させて頂きました。
写真では腰に「鍼やお灸」をしています。
本来の産後の骨盤矯正では「鍼」は使いません。
私はお灸はしますけどね♪
Sさんが元々腰痛持ちの方のなで、ついでに腰も診て欲しい!
ということから、腰に鍼をお灸をしました♪
産後の骨盤矯正で最も大事なことは
「産後すぐに骨盤ベルトを締める」
ことです。
これをしておけば、「広がったまま固まる」
ということは、あまりありません♪
目安は産後1、2か月~6ヶ月くらいといわれています。
しかし私の経験上は産後3~4か月くらいまでがいいのかな?
と思います。
6ヶ月くらいの方を診たことがありますが、なかなか動いてくれませんでした(>_<)
そして妊娠前の状態に戻そう!
ということですから、妊娠前からすでに「骨盤が広がっている」という方は…
正直難しい…
と思います(>_<)
骨盤ベルトは普段の生活で邪魔になるかもしれませんが、締めておくといいですよ(^^)
今回は産後の骨盤矯正のお話しでした。
不妊治療、つわり軽減治療、安産のお灸、そして産後の骨盤矯正…
妊娠前、妊娠中、出産後などにおきる問題には対応できます♪
いつでもご相談してください(^^)
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐