人間の骨と筋肉の数は(・・? 【今日のお題 keiトレーナールーム】
2022/10/21
No171 人間の骨と筋肉の数は(・・?
最近は本当に朝晩が寒くなりました。
特に最近は晴れている日が多く、放射冷却の影響で寒いです(^^;
体調管理が難しいですね(>_<)
さて今日のお題
「人間の骨と筋肉の数は?」
ですが、皆さんは骨の数はご存じですか(・・?
正解は
「206本」
です。
実は私はこの数を間違って覚えていました(^^;
映画「ターミネーター2」で、サラ・コナーが病院から脱走するときに、主治医を警棒で殴るシーンがあります。
その主治医が殴られたあとに
「腕の骨が折れた…」
といいます。
するとサラ・コナーは
「人間には215本も骨があるのよ!1本くらいなによ!」
といいます。
このシーンを覚えていたので、私は人間の骨の数はずっと「215本」だと思いこんでいました(^^;
しかし解剖学の勉強をするようになり、骨の数は最終的に「206本」ということを知りました♪
最終的に206本…と書きました。
実は生まれてきた赤ちゃんの骨の数は
「約350」
といわれています。
これは生まれてくるときにお母さんの産道を通るため、骨がある種「バラバラ」の状態で生まれます。
そして成長し、その骨がくっついていきます。
頭蓋骨などは有名ですよね♪
頭蓋骨もパズルのように融合してきます。
もうひとつ有名なのは
「寛骨(かんこつ)」
でしょうか?
寛骨とは、骨盤にある骨の名前です。
これは骨盤を正面から見た図です。
左右に「耳」のような形をした骨があります。
これを「寛骨」と呼びますが、子どもの間はそれぞれ
腸骨(ちょうこつ)
恥骨(ちこつ)
坐骨(ざこつ)
の3つに分かれています。
この3つが成長し、融合して「寛骨」になります。
なので、成長した寛骨であっても
「恥骨結合」
「坐骨結節」
「腸骨稜」
などの骨の場所の名前があるんですね♪
骨は206本だと分かりました。
では筋肉は何個あるか知っていますか(・・?
正解は「640個」です。
骨に比べて3倍くらい多いです(^^;
骨と筋肉だけで
206+640=846
あります。
これを全て覚えているのか?
と聞かれると…
正直覚えていないです(@_@;)
特に首から上(頭部)は主要な骨と筋肉しか覚えていないです(+_+)
なぜなら治療現場であまり使わないからです。
「美容鍼灸」を主にされている先生などは、顔の筋肉に詳しいと思います。
しかし首からしたの骨は全て覚えていますし、筋肉も首から下の骨格筋はだいたい覚えていますね(^^;
特に四肢(左右の手足)の筋肉は覚えています。
手のひらや足底の筋肉は…あまり自信がありませんが(>_<)
最初に勤めた渡辺接骨院の上司の先生に
「筋肉の名前・起始・停止・作用・神経支配は、九九のように言えるようにならないといけない」
と言われましたΣ(゚Д゚)
ほとんどの大人は九九は今でも言えると思います。
それを同じように筋肉のあらゆることを覚えないといけない!
ということです。
例えば上腕二頭筋という筋肉があります。
これは世間では「力こぶの筋肉」として知られています。
この筋肉です。
上腕二頭筋とは「二つの頭の筋肉」と書きます。
つまり筋肉が二つ存在します。
上腕二頭筋・長頭
上腕二頭筋・短頭
です。
筋肉は必ず「骨のある部分」からスタートし、関節を飛び越え、また「骨のある部分」にくっつきます。
スタート地点を「起始(きし)」
ゴール地点を「停止」
と呼びます。
作用とは、その筋肉がどのような動きをするのか?
ということです。
そして神経支配は、その筋肉を動かすための神経の名前です。
今回の上腕二頭筋ならば
上腕二頭筋・長頭は
起始:肩甲骨の関節上結節
停止:橈骨の橈骨粗面
上腕二頭筋・短頭は
起始:肩甲骨の烏口突起(うこうとっき)
停止:橈骨の橈骨粗面
になります。
作用は
肘の屈曲(肘を曲げる)
前腕の回外(肘を90度曲げた状態で、手のひらの上に向ける動き)
肩の屈曲(腕を前に挙げる)
の3つの作用があります。
神経支配は「筋皮神経(きんぴ しんけい)
です。
少し難しい話しになりましたね(^^;
こんな感じで、色々な筋肉を働きはじめたころに覚えました。
忘れた部分もありますが、治療でよく診る筋肉はだいたい覚えています。
覚えていないと治療できませんから(^^;
今日は少し長くなりましたね。
まだまだ詳しく書けますが、これ以上は授業のようになってしまうのでm(__)m
もし気になる部分などがある方は直接私に聞いてください♪
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐