東洋医学~「思想・考え方」~【今日のお題 活心はりきゅう堂】
2022/09/07
No157 東洋医学~「思想・考え方」~
台風が過ぎ去りましたね♪
九州などでは被害が出たようですが、関西は大丈夫だったようです。
9月は台風シーズンですから、まだまだこれから!ですね(^^;
さて今日のお題は
東洋医学の思想・考え方
です。
以前、東洋医学の歴史についてはブログに書きました。
まだご覧になっていない方は、ぜひそちらをご覧ください♪
東洋医学の歴史→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220815103244/
東洋医学の歴史Ⅱ→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220817093221/
東洋医学は古代中国で生まれました。
その考え・思想は
「人間は自然環境の一部」
というものです。
人間はどうして病気になるのか?
それは自然と調和しない生活を送るからだ
というのが東洋医学の世界観です。
人間は自然の一部である。天の気の変化(気象・気候)は人間に影響を与える
という考え方を
「天人合一思想(てんじん ごういつ しそう)」
と呼んでいます。
太陽が出たら朝起きて、太陽が沈む夜に寝る。
夏は汗をかいて活動し、冬は家の中で暖をとる…
こういう生き方が人間として自然な生き方です♪
しかし現代は仕事など色々な事情により
昼夜逆転の生活や、夏場にクーラーの中に1日いる…
などの過ごし方をするから病気になる!
という考えです。
東洋医学が大好きな私ですが、現代はこの考え方が通用しない(>_<)
とも思います。
それは
急な気候変動
といっても過言ではない世界規模の異常気象です。
世界各地で干ばつ、大雨などが起こっています。
そして今や24時間、誰かが働かないと世界は回らないでしょう(>_<)
戦前の死亡原因の1位は「結核」「肺炎」でした。
そのあとに脳血管疾患があります。
しかし現代の死亡原因の1位は
「悪性新生物=ガン」
です。
そして脳血管疾患、心疾患…
と続いています。
戦前と戦後で人々の暮らしは劇的に変化しました。
人類が文明を築いて数千年です。
その歴史の中で、つい約80年前までは同じような生活を送ってきました。
(上記したような太陽がでれば起きて、沈めば寝る…です)
数千年の暮らしで培ってきたものが、わずか100年にも満たない年月で大幅に変化しました。
その変化に人間がついていけていない(>_<)
と私は考えます。
例えば今は数えきれないくらいの電波がそこらじゅうにあります。
携帯の電波もそうですし、GPSもそうです。Wi-Fiもそうですね。
これらを浴び続けて、人体に影響はないのか?
は誰にも分かりません(^^;
なにせそれらが世に出てまだ十数年です。
世界規模で人体実験をしているようなものですね(^^ゞ
ガンの原因の第一は「ストレス」というドクター・学者もいます。
戦前の人々もストレスはあったと思いますが、現代に生きる我々と違うストレスのように思います。
夏は汗をかき、きゅうりやトマトなど身体を冷やす「旬」のものを食べる…
これが天人合一思想の考えですが、現代は35℃を超えることが多くなり、40℃を超えることも珍しくありません(>_<)
熱中症で亡くなる方は毎年、必ずいらっしゃいます。
このような気候で「夏は外で活動し、汗をかく」というのは、よくない行為かもしれません。
クーラーがなければ、おそらく寝不足になり、余計に体調を崩しやすくなるでしょう(+_+)
この変化に現代を生きる私たちは対応していかなくてはいけないですね。
私は基本的に室内での仕事です(週末は高校サッカーで屋外ですが)
そのため、日中はクーラーの効いた室内にいます。
ずーーっとクーラーの効いた部屋にいると、体調を崩しやすくなります。
だから私は炎天下のなか、散歩して汗をかく…というのもあります(^^;
西洋医学はその反対に
「心身二元論(しんしん にげんろん)」
という考えがあります。
これは「心と体は別」という考え方です。
「善と悪」に分けて考える
という感じです。
例えばですが、アメリカの映画は
「悪をヒーロー(善)が倒す」
というものが多いですし、それがヒットします。(スーパーマンやスパイダーマンなど)
ガンになれば、外科手術でその部分を取り除きます。
なぜガンが身体にできたのか??
ということは考えません。
東洋医学はガンができたのなら、それは「なぜか?」と考えます。
これは「陰陽」の考えになりますが…
「陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある」
です。
ガンが身体にできたのなら、手術をしなくてはいけません(>_<)
それを否定しているのではなく、手術は必要です。
しかしその手術にいたった原因は?
と探るのが東洋医学なんですね(^^;
今は西洋医学も
「なぜガンになるのか?」
などを考えます。
東洋と西洋の考えが別々だったのが、近年はお互いに認め合い、尊重し合っている。
と思います(^^)
少し話しが別の方向にいってしまいました(^^;
まとめると
人間も動物で、自然の一部なのだから、自然と共に生きよう
という考えですね♪
現代社会では難しいかもしれません(>_<)
できることからでいいと思います♪
例えばこれからは「秋」がきます。
秋は「食欲の秋」と呼ばれるように、美味しい「旬」のものが多くあります。
これは冬に向けて栄養を身体に蓄えるため…
という考えです。
春に種をまき、夏に成長し、秋に収穫し、冬はそれを保存し、食べて生きる。
お米などは、まさにこの考えですね♪
冷蔵庫が無かった戦前は「旬のもの」を食べるしかありませんでした。
冷蔵庫がないので、保存できるものは限られますから。
しかし戦後に冷蔵庫が発明され、あらゆるものが「保存」できるようになりました。
今は季節に関係なく、冬でも夏野菜を食べることができます(^^;
天人合一思想…自然の一部で、その時の旬のものを食べ、自然と共に生きる
そうすると病気にはならず、健康な身体で過ごせる(^^)
難しいですが、できることから始めましょう♪
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐