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整形外科疾患シリーズ~半月板損傷~【今日のお題 keiトレーナールーム】

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整形外科疾患シリーズ~半月板損傷~【今日のお題 keiトレーナールーム】

整形外科疾患シリーズ~半月板損傷~【今日のお題 keiトレーナールーム】

2022/08/19

No150 整形外科疾患シリーズ~半月板損傷~

今朝はカラッとしていて気持ちがいいですね(^^)

久々にこういう「朝」を迎えた気がします。

今までは朝から30℃超えで、ジメジメと蒸し暑かったですから(^^ゞ

雨で気温が下がるとはまさにこのことでしょうか??

 

 

さて今日のお題は

「半月板損傷」

です。

半月板…名前くらいは聞いたことがありますか(・・?

半月板は膝の中にある

「軟骨」

です。

「内側半月板」と「外側半月板」の2つが存在します。

これが簡単な膝の解剖図です。

これは「右膝」を少し外側から見た図になります。

大腿骨(太ももの骨)

脛骨(すねの骨)

の間に半月板は存在します。

 

膝は大きく4つの靱帯があります。

前十字靭帯

後十字靱帯

内側側副靱帯

外側側副靱帯

です。

 

それぞれ役割があります。

前十字靭帯…大腿骨に対して脛骨が前方にいかないようにしている

後十字靱帯…大腿骨に対して脛骨が後方にいかないようにしている

内側側副靱帯…膝の内側にあり、膝が外反しないようにしている

外側側副靱帯…膝の外側にあり、膝が内反しないようにしている

です。

 

では半月板の役割とは(・・?

半月板は膝内部の内側と外側に1枚ずつあります。

大腿骨と脛骨の間にあり、膝の動きをスムーズにしてくれます♪

膝関節の動きを安定させ、ジャンプなどの衝撃を分散させるクッション的な役割(衝撃吸収)をしてくれています(^^)

 

半月板は前十字靭帯と共に損傷する確率が高いです(>_<)

前十字靭帯損傷に関しては以前ブログに書いたので、まだの方はそちらをご覧ください。

前十字靭帯損傷→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220527100835/

 

前十字靭帯損傷のところで触れていますが、前十字靭帯は「非接触型」が多いです。

半月版は接触型と非接触型では、同じくらいの割合ですね。

 

サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボール、テニス、バドミントン、バレーボール、ハンドボール、野球…

多くの球技で見られるケガです。

 

そして治療方法は

手術

保存療法

の2種類あります。

 

今から20年くらい前までは

半月板損傷→切除もしくは部分切除の手術

が一般的でした。

なぜなら半月板そのものに「血流」がほとんどないからです(>_<)

血流がない!

ということは回復のための「栄養」が行き届かない。

ということです。

そのため損傷→切除手術

になっていました。

 

しかし半月板は本来「膝のクッション」の役割があります。

学生時代にケガ→部分切除をする。

予後があまりよくない…

というデータが出てきたのです(>_<)

 

そのため手術する場合はどうしようもないほど損傷していない限り、「縫合手術」になることが多いです。

半月板はこれだけの種類の損傷があります。

 

もちろん全てが縫合手術!

というわけではありません。

 

保存療法もあります。

これは私の経験ですが…

半月板損傷を診断するには「MRI」による画像診断が必須です。

 

しかし現場でも「半月板を損傷しているかも?」と調べることができます。

マックマレーテスト

といいます。

これは教科書を見ただけではまずできません(>_<)

非常に技術がいるテストです。

桃山学院大学のトレーナー時代に数え切れないほどこのテストをして、覚えました(^^;

 

マックマレーでは少し痛みがあり、半月板が怪しいな…

そして病院へ行き、MRIを撮影。

画像からは、はっきりとした損傷が見つからない…

 

という感じのことは本当によくありました。

この手の半月板損傷なら2~3週間ほどで復帰することが多かったですね♪

 

ちなみに手術すると復帰するまでに3~4か月ほどかかります(>_<)

 

半月板を損傷すると

「ピリッ」と鋭い痛みが走ることが多いです。

そして何かが膝に挟まったような、なにかが邪魔して動きが悪い…

ということも多いです。

 

ロッキングといって、半月板が膝関節に挟まり、固まってしまう現象があります。

ロッキングが起こると膝の曲げ伸ばしが出来なくなります(>_<)

ロッキングが起こっている時点で手術対象になることが多いですね。

 

そして高齢者などによくみられる

変形性膝関節症

はこの半月板がすり減ってきて、起こります(>_<)

加齢・筋力低下・姿勢など様々な要因はありますが、半月板が大腿骨からの圧迫を受けて、すり減ります。

この時に摩擦によって「炎症」が起きます。

そして膝に水が溜まります(>_<)

膝に水が溜まることについては以前ブログの書いたので、詳しくはそちらをご覧ください。

 

なぜ膝に水が溜まるのか→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220427093837/

 

変形性膝関節症→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220425091245/

 

 

少し長くなりましたね(^^;

今日は聞き馴染みのない

「半月板損傷」

について書いてみました。

 

運動もそんなにしない、普通の生活をしているだけではめったに損傷はしません♪

しかし普段動かないのに、地域の草野球に行った、子供と公園で走って遊んでいた…

など、ふとした時にケガをしてしまうこともあります(>_<)

 

私も人のことは言えません(^^ゞ

GWに肉離れをしましたから(@_@;)

 

ケガの予防もかねて、歩けるときは歩き、少しジョギングもしています♪

大人になってからのケガは本当に困りますから(^^ゞ

 

ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)

keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐

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