東洋医学~舌診~【今日のお題 活心はりきゅう堂】
2022/06/22
No131 東洋医学~舌診~
梅雨ですね~
湿気が本当にすごいです(>_<)
出勤してくると治療院内は25℃とそこまで気温は高くないですが、湿度は76%でした。
梅雨前のからっとした暑さが恋しいですね(^^ゞ
さて今日のお題は
「舌診(ぜっしん)」です。
以前のブログで「四診~望・聞・問・切」を書きました。
まだご覧になっていない方は、ぜひそちらをご覧ください。
四診のブログ→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220618100221/
四診の始めにおこなう「望診(ぼうしん)」は「見る」でした。
その「見る」の中には「舌診」も含まれます。
舌診とは文字通り
「舌を診る」ことです。
東洋医学では「舌」の状態を重要視しています。
舌の状態から、体の状態をみます。
今日のブログは本当の人間の「舌」が画像として出てきます。
もしそういったものを見るのが苦手な方は、今日のブログはここまでにしておいてください(^^ゞ
一応「閲覧注意」と記載しておきます。
舌は場所によって「五臓」に分けられています。
五臓とは
「肝」「心」「脾」「肺」「腎」のことです。
では舌はどのように分けられているのでしょう(・・?
このように左右・真ん中・先端・奥に分けられています。
舌のこの場所の状態を診ます。
例えば…
これは私の舌です。
ぱっと見て、舌の真ん中に深い溝があるのが分かりますか(・・?
そしてその溝を中心に左右にも少し溝があります。
舌の真ん中は「脾・胃」の場所です。
つまり私は「脾・胃」の胃腸・消化器系が良くない ということです。
そして舌の淵が少しでこぼこしています。
少し分かりにくいかもしれませんが(>_<)
これは「歯根舌(しこんぜつ)」といって、「舌がむくんでいる」状態です。
舌は筋肉の塊です。
体内の水分が多いと舌がむくみ、結果「歯」に舌が当たってしまい、「歯のあと」がついているわけです。
歯根舌に関してはこちらのほうが分かりやすいと思います。
どうでしょうか??
歯のあとがくっきり残っています。
歯根舌です。
私の場合は朝起きてから家に帰るまで、基本「水」しか飲みません。
その量もそんなに多くないでしょう。
しかし、帰宅後にはよほどのことがない限り「ビール」を飲みます( ̄▽ ̄)
舌(体)がむくんでいるのはきっとそのせいでしょう(^^ゞ
挙げると色々な状態の舌があるので、例はこれくらいにしておきます。
その他には
「地図状舌(ちずじょうぜつ)」
「胖大舌(はんだいぜつ)」
「淡泊舌(たんぱくぜつ)」
「紅舌(こうぜつ)」
「歪斜舌(わいしゃぜつ)」
などなど…本当に色々な種類があります。
このような感じで「舌の状態」から、その人の体の状態がわかります。
実際、私は胃腸が弱いです。
飲み過ぎ?の影響もあるかもしれませんが、しょっちゅう下痢をしています(^^;
おそらく大人は何かしらの状態になっていると思います。
大人で健康な舌の持ち主はなかなかいませんから(^^;
もしお子さんがいらっしゃるなら、お子さんの舌をみてください。
全員ではありませんが、ほとんどの子どもは
「綺麗な、健康な舌」
をしています。
健康な舌とは
このような舌です。
全体にピンクで、白苔なく、むくみもありません♪
そして望診・舌診をするときのポイントは
「ぱっと見た印象」
です。
穴があくほどみるときもありますが、ぱっとみた第一印象が重要です。
まぁこれは練習しないと難しいかもしれませんが…(^^;
顔色や舌診、体系、しぐさ、などは第一印象が重要で、問題があるときは何か「違和感」を感じることが多いです。
その違和感もまた、練習で身についてくるんですけどね♪
そしてこういったものはあくまで「体の状態」を把握するための「参考」としなければいけません。
私の舌は真ん中・その左右に溝があります。
そして少し「歯根舌」です。
これだけで
「あなたは胃腸が悪い!」
と決めつけてはいけません。
あくまで舌診は四診の中の望診に含まれるひとつにすぎないからです。
その他、色々な情報を体から読み取っていきます。
そこで初めて「体の状態」が分かるわけです!
なので安易に「舌」の状態だけで、判断しないでくださいね(^^;
今日は「舌診」について書きました♪
東洋医学に興味を持ってもらうと、私も嬉しいです(^o^)
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐