関節が「ポキッ」と鳴る…その正体は(・・? 今日のお題【keiトレーナールーム】
2022/05/18
No115 関節が「ポキッ」と鳴る…その正体は(・・?
今日は気持ちのいい天気ですね♪
梅雨前ですし、「からっと」しています(^^)
じめじめせずに、からっとした心地の良い天気…一番気持ちがいいです(^o^)
さて今日のお題ですが、
「関節がポキッと鳴る…その正体は?」
です。
皆さん一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?(・・?
指をポキポキ鳴らすことがクセになっている方もいらっしゃるかもしれません。
よく漫画などで喧嘩の前に指を「ポキポキ」鳴らしているシーンがありますね( ̄▽ ̄)
そう。こんな感じのやつです笑(引用 集英社 北斗の拳より)
これは何が鳴っているのでしょう(・・?
実は…
正確には「解明」されていません(^^;
これだけ医学が発達しても、まだ分かっていないのです。
しかし「おそらくこうだろう!」というものはあります。
そしてそれが世間で定着して、
「関節が鳴る原因はこれです」
となっています。
関節が鳴る…その正体は
「関節内の気泡がはじけている音」
です。
少し具体的にみていきましょう♪
関節はこのような形状になっています。
分かりやすくこれは「指」の関節ですが、多くの関節はこのような形状です。
「骨」と「骨」の間にあるものを「関節」と呼んでいます。
その関節には必ず
「関節包(かんせつほう)」
という膜で覆われています。
その膜(袋)の中を
「滑液(かつえき)」
という水分が満たしています。
この滑液によって、関節がスムーズに動いてくれているのです♪
この滑液の中に「気泡」が発生します。
普通に動かしているだけでは、その気泡ははじけません。
過度に曲げると気泡がはじけます。
そのはじける音が「ポキッ」と鳴っているのです。
こんなこと聞いたことありませんか?
「指を鳴らし続けていると、関節が太くなる」
と。
これは、気泡がはじけたときにすごい衝撃が走ります。
この衝撃で周りの組織を「微細損傷」させています。
損傷…といっても、おそらく顕微鏡で確認できるか?できないか?のレベルですが(^^;
筋肉などもそうですが、少し損傷すると損傷する前より「太く」なります。
そのため数回くらいなら問題ありませんが、関節を鳴らすことがクセになっている人は微細損傷を繰り返し、太くなっていきます。
これが「指を鳴らし続けると関節が太くなる」原因です。
関節を鳴らすと気持ちがいい…や、楽になった気がする…
という声もあります。
これは首や背中など、脊柱に多くみられます。
それは
「関節を過度に曲げている→一時的に関節可動域が広くなっているから」
です。
ではこの「ポキッ」と鳴らすことは身体にいいのでしょうか?(・・?
「よくない」
や
「特に問題ない」
など、色々な意見があります。
私の意見は
「指くらいなら問題ないけど、首などは自分で鳴らすのは良くない」
です。
首には大切な靱帯や神経、血管など数多くのものが走行しています。
自分で無理の鳴らし続けると、それらを傷つけるかもしれませんから(>_<)
指はそういった心配はありませんし、「鳴っている関節」がすぐにわかります。
しかし「首」の場合は「どこの関節が鳴っているか?」が分かりません(>_<)
頸椎(首の骨)は全部で7個あります。
例えば第4、5頸椎の間が少し狭くなっていると仮定します。
首回りがスッキリしなくて、自分で「ポキッ」と鳴らした!とします。
この時に鳴っているのは
「第4、5頸椎の関節」
ではなく、
「それ以外の正常な関節」
が鳴っています。
そして、前述したように可動域が少し広くなるので
「スッキリ♪」
や
「動きやすい♪」
と感じます。
しかし本当に動きの悪い関節は、自分で鳴らしても動くことはありません(>_<)
私たちのような施術者がするときは、しっかりと動きの悪い関節を見極めて動かしています♪
いかがでしょか?(・・?
関節が鳴る原因、正体は分かりましたか??
分からないことがあれば、聞いてきてくださいね♪
それがブログのネタになったりするので(笑)
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐