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整形外科疾患シリーズ~シンスプリント~【今日のお題 keiトレーナールーム】

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整形外科疾患シリーズ~シンスプリント~【今日のお題 keiトレーナールーム】

整形外科疾患シリーズ~シンスプリント~【今日のお題 keiトレーナールーム】

2022/03/28

No94 整形外科疾患シリーズ~シンスプリント~

昨日は20℃近くまで気温があがり、ポカポカ陽気でしたね♪

桜も咲き始めて、週末には満開が期待できそうです(^^)

 

さて、少し間があいてしまいましたが、整形外科疾患シリーズです。

今日のお題「シンスプリント」ですが、どうでしょう?

名前くらいは聞いたことありますか(・・?

 

シンスプリントは日本語にすると

「脛骨過労性骨膜炎」(けいこつ かろうせい こつまくえん)

になります。

シン=すね(脛骨)

スプリント=走る人がなりやすい

シンスプリント=走る人がなりやすいすねの痛み

という意味です。

痛くなる場所は脛骨の内側、内くるぶしの上10cmくらいです。

学生時代にスポーツをしていた方は、1度は経験があるかもしれませんね。

これは「スポーツ障害」に分類されるケガです。

 

以前ブログに書いたことがありますが、ケガには大きく2種類あります。

「外傷」と「障害」です。

外傷=1回の外力でケガをすること(骨折・捻挫・打撲など)

障害=繰り返しの動きで特定の場所に負担がかかり、痛くなる(シンスプリント・腱鞘炎・ランナー膝など)

ランナー膝については以前ブログに書いたので、よろしければそちらもご覧ください

https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220124154509/ →ランナー膝のブログ

 

特に中高生のスポーツをしている学生は今からの時期に多くなります(特に1年生)

なぜならカテゴリーが上がり、運動強度があがり、身体に対する負荷が強くなります。

その他にも例えば大学生などは12月でシーズンが終了し、1月はオフ期間。

2月からキャンプなどで身体を追い込み、3月に調整します。

この追い込んでいる2月などにシンスプリントになりやすいですね。

 

走る・ジャンプすることがある競技はシンスプリントになる可能性があります。

教科書的には陸上・サッカー・ラグビー・バスケットボール・バレーボールなどです。

 

ではシンスプリントになってしまうと、どうすればいいのか(・・?

まずは運動強度を下げることです。

痛くなったから、安静。そして痛みが引くと復帰、痛くなったら安静…

では復帰しても同じように再発する可能性が高いですし、身体は強くなりません(>_<)

みんながしている8割程度に抑えるといいですが…

 

私は今まで100人とはいいませんが、少なくても数十人のシンスプリントを診てきました。

その経験から1つの基準を持っています。

それは

「運動以外で痛いか?」

です。

多くのシンスプリントは運動中・運動後に痛みが出ますが、帰宅後や起床時・学校生活などの日常生活は痛くありません。

この状態なら、痛いけどまだスポーツができます。

そして動いているうちに馴染んできます♪

アイシングやストレッチ、マッサージなどをしながら運動を続けると馴染んできて、だんだんと痛みが無くなってくることが多いです(^^)

問題は「運動以外で痛い」です。

私がよく選手に言うのは

「運動中・運動後に痛いのはまだ大丈夫。でも起きてトイレに行くのが痛い・学校に行くときの通学が痛い・階段が痛いはもう危険信号だから運動はストップ!」

と選手に言います。

 

シンスプリントは悪化してしまうと、「疲労骨折」につながります(>_<)

程度によりますが、疲労骨折になってしまうと1~2か月以上はかかります。

痛みがあるとすぐに休む。痛みが引くと復帰。でも運動するとまた休む…

これでは身体は強くなりません(^^;

しかし痛みを我慢し続けてしまうと、最悪「疲労骨折」になってしまいます(>_<)

「いつストップをかけるのか?」

の判断が難しいですが…

その基準が私の場合「日常生活で痛いのか?」です。

 

シンスプリントは同じメニューをこなしていても「なる選手と、ならない選手」がいます。

これはなぜか?

前述したようにシンスプリントは「障害」に分類されます。

特定の場所に負担がかかり、発症します。

 

つまりは「身体の使い方がうまくない…」

ということです(厳密には少し違いますが)

筋力的な問題もあります。

 

筋力がないと練習に耐えれないので、発症することもあります。

明確な数値(基準)はありませんが、仮に30人に同じメニューをして5人以下に発症した場合は、その選手の身体の使い方に問題があることが多いです。

しかしそれ以上、もしくは10人以上に発症した場合は間違いなく「練習強度」に問題があります(>_<)

それはメニューを考えたコーチや監督の責任です。

 

そしてならないようにするには

「長期的な休みを作らない」

です(^^ゞ

例えば中学からサッカーをしていて、夏で引退。

受験のため運動をせずに入学してから部活。

そこでは中学のときより運動強度が高く、身体の負担が大きい…

これではシンスプリントになりやすいです(>_<)

部活を引退しても、週に1~2回動いていれば「なりにくい」です♪

 

少し長くなりましたが、シンスプリントの紹介でした。

頑張りすぎると疲労骨折につながるから注意が必要だけど、痛くなるたびに休んでいては、いつまでも身体は強くならない…

その基準は「日常生活で痛いか?痛くないか?」です。

とりあえずこれだけは覚えておいてください(^^;

 

あくまで私の基準なので、そこはご理解くださいm(__)m

ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)

keiトレーニングルーム 活心はりきゅう堂 長谷川 敬祐

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