整形外科疾患シリーズ~膝蓋靱帯(ジャンパー膝)~【今日のお題 keiトレーナールーム】
2022/01/26
No78 整形外科疾患シリーズ~膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝)~
前回に引き続き、整形外科疾患シリーズ第二段です(^^)
前回はランナー膝でした。
今日はタイトルにある通り「膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝)」です。
今回も「障害」を題材にしました。
前回も書きましたが、ケガには2種類あります。
「外傷」→一回の外力でケガをすること
「障害」→使いすぎである特定の場所に負担がかかり、ケガをする。
でした。
ジャンパー膝は「障害」に分類されます。
このケガは多くの競技で発症します。
サッカーやラグビーなどでも発症しますが、多くは「ジャンプが多い競技」です。
バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、バドミントンなどなど…
ジャンプをよくする競技に多く、そしてジャンプ動作の負荷で発症するので、名前が「ジャンパー膝」になります(^^;
写真の青い部分が痛くなることが「ジャンパー膝」です。
ジャンパー膝はジャンプ動作を繰り返し、膝蓋骨(お皿)の下、もしくは上に負担がかかり、痛くなります。
年齢は関係なく、中学生でも高校生でもなります。
ではバスケットボールやバレーボールをしている人全てがジャンパー膝になるのでしょうか?(・・?
答えはNOです。
前回書いた腸脛靭帯炎(ランナー膝)もそうでしたが、なる人とならない人がいます。
この違いは
「身体の使い方が上手いか、下手か」
です(+_+)
ジャンプ動作で多く発症するジャンパー膝ですが、主にジャンプからの着地の時に負担がかかり、発症します。
ジャンプをし、その着地ですごい衝撃が膝にかかります。
この時に臀部(お尻)やハムストリングス(太もも裏)がきちんと使えていないと、太ももの前(大腿四頭筋)ばかりに負担がかかり、発症します(+_+)
重症化してしまうと1ヶ月~2か月かかることもありますが、程度が軽ければ2週間~3週間ほどで競技復帰できることが多いです♪
このケガのアプローチ方法はまず第一に大腿四頭筋の緊張をとることです。
ジャンパー膝の場合ほぼ100%、大腿四頭筋が固くなっています。
そして股関節の前(腸腰筋)を緩めることも大事です。
腸脛靭帯炎の時もそうでしたが、股関節周辺が上手く使えていないと発症します(*_*;
逆に股関節周辺が上手く使えていると、障害はなくなります♪
テーピングもあります(^^)
主にキネシオテーピングを使います♪
腸脛靭帯炎の時はテーピングはそこまで効果はないと書きましたが、ジャンパー膝にはある程度効果があります(*^^)v
そしてこれも前回書きましたが、腸脛靭帯炎同様に「障害」に分類されるので、整骨院さんや接骨院さんでの保険適応外です(+_+)
もし保険が使えるという整骨院さんや接骨院さんがあれば、注意してくださいm(__)m
ちなみに病院はもちろん保険適応です♪
今回はジャンパー膝の紹介でした。
前回に続いて整形外科疾患シリーズを書きました(^^)
また書いていきます♪
次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐