頭痛の種類
2023/06/24
No238 頭痛の種類
今日は先日までの予報では「晴れ」でしたが、いざ今日になるとずっと曇っています(^^;
来週は「ザ・梅雨」のような天気のようです。
梅雨の時期なので、仕方ないですが…
太陽が恋しいですね(^^;
さて今日は
「頭痛の種類」です。
大きく分けると3種類あります。
皆さんは知っていますか(・・?
・緊張型頭痛
・片頭痛
・群発頭痛
の3種類です。
片頭痛は有名ですよね♪
ちなみに片頭痛は
「片頭痛」と「偏頭痛」の2つがあります。
どちらも正解ですが、医学的に正解なのは
「片頭痛」
です(^^ゞ
それぞれを簡単にですが、みていきましょう♪
まず一番多いのが
「緊張型頭痛」
です。
これは
「頭が締め付けられるような痛み」
とよく言われます。
・肩こりや首こり
・長時間同じ姿勢
・寝不足
・ストレス
などが原因とされています。
一番多いこの緊張型頭痛ですが、私も経験があります。
おそらくほとんどの大人は1度は経験したことがあるのではないでしょうか(・・?
私の原因は寝不足からなることが多いですが、デスクワークされている方は「肩こり首こり」「長時間同じ姿勢」が原因のことが多いです。
緊張型頭痛は、原因が分かりやすいのでそれらの改善でよくなります♪
次に多いのが
「片頭痛」
です。
これは20~40代の女性に多いとされています。
「頭の片側(もしくは両方)が脈を打つようにズキズキする」
と表現されます。
緊張型頭痛と片頭痛の違いは
緊張型頭痛→「頭が締め付けられるように痛い」
片頭痛→「頭の片側が脈を打つようにズキズキ痛い」
です。
片頭痛の場合は、頭痛があるときに自分の脈を確かめてください。
自分の脈と、ズキズキ痛い…
が一致していると思います。
片頭痛が起こる頻度は人により異なりますが、週に2回や月1回など不規則に症状があらわれている人がほとんどです。
原因として考えられることは、精神的なストレスや自律神経の乱れ、寝不足、月経に伴うもの、気圧の変化などです。
同じ頭痛ですが、緊張型頭痛と片頭痛では原因が違います。
そうなると、治療方法も違ってきます。
緊張型頭痛は肩こりや首こり、長時間同じ姿勢…
頭が締め付けられるように痛い…
とのことなので鍼灸などではそれらの改善を行います♪
固まっている筋肉などを緩めていきます。
しかし片頭痛はストレスや自律神経の乱れなどにより血管が拡張し、その周辺の筋肉を圧迫し痛みが出ます。
つまり緊張型頭痛と同じように
「患部や肩・首を緩めるためにアプローチする」
と逆効果になってしまいます(>_<)
患部や周辺にアプローチすると血流がよくなりますからね(^^;
下記の図が分かりやすいと思います♪
この図のように、行動が真逆なんですね。
では鍼灸では片頭痛にどのようにアプローチするのか(・・?
それは患部ではなく、自律神経を整える治療を行います。
緊張型頭痛と同じように患部周辺にアプローチしてはいけません(>_<)
最後に
「群発頭痛」
です。
片頭痛は女性に多くみられるのに対して、群発頭痛は20~40代の男性に多くみられます。
「目の奥をえぐられるような痛み」
「柱に頭をぶつけたくなるような痛み」
と言われます。
片側の目の奥に起こるのが特徴です。
多くの場合、年に1~2回、期間は1~2ヶ月、毎日のように激しい頭痛が繰り返し起こります。
原因は現在の医学でもはっきりしていません(>_<)
飲酒や喫煙などが原因ではないか?
といわれていますが、いまだによくわかっていません。
この頭痛は緊張型頭痛や片頭痛と比べると、なる人が圧倒的に少ないです。
私もこの世界に入って18年、延べ3万人以上の方を診てきました。
緊張型頭痛は片頭痛の治療は数えきれないほどしてきましたが、群発頭痛はまだありません(^^;
そして原因がはっきりしていない以上、鍼灸などでのアプローチもどこまでやればいいか…
難しいですね(>_<)
もし群発頭痛の方が来られたら
「病院に行って薬を処方してもらったほうがいいですよ」
と言うでしょう。
鍼灸はなんでも対応できる!
と思っている治療家、一般の方がいますが…
それは違います。
できることと、できないことがあります(>_<)
お客さんのことを第一に考えるなら群発頭痛の場合は
「病院」
です。
頭痛は、今回挙げた3種類に分類されることが多いです。
しかし
この図の一番上を見てください。
「一次性頭痛」
とあります。
一次性頭痛とは
「脳や体に病気がない慢性的な頭痛」
とされています。
二次性頭痛は
「脳や体の病気により起こる頭痛」
です。
少し書くと
・頭をバットで殴られたような痛み、さらに、吐き気や嘔吐を伴う症状
→くも膜下出血
・頭全体、特に後頭部が強く痛み、うなじが硬くなって、体を動かすと痛みが増す。そして、38~39℃の熱がでるような症状
→髄膜炎
・頭痛や吐き気にともなって手足がしびれて、感覚が鈍ったり、動かせなくなる。意識がぼんやりして、ろれつが回らないような症状
→脳出血
・頭全体や一部分の重い感じや鈍痛が徐々に悪化していき、吐き気がないのに突然吐くような症状
→脳腫瘍
・思い返すと1~2ヶ月前に頭を強く打った覚えがあり、頭痛のほかに手足の麻痺や尿失禁などがあるような症状
→慢性硬膜下血腫
などです。
これらが「二次性頭痛」です。
どれもが命に係わる症状です(>_<)
上記のような症状があれば、一刻も早く病院に行ってください!!
長くなりました(^^;
頭痛はよく起こる症状のひとつです。
今回書いたように「頭痛」と言っても様々な種類があり、それらに対するアプローチも違います。
是非知っていてください♪
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬佑