〇〇が痛い…冷やす?温める?どっち(・・?
2023/03/15
No214 〇〇が痛い…冷やす?温める?どっち(・・?
季節の変わり目ですね(^^ゞ
この時期はよく「三寒四温」と言われますが…
本当に寒い日と、暖かい日があります(^^;
服装も難しいですよね(>_<)
その上に大量の花粉が飛んでいます!
気温の乱高下に加えて花粉症…
花粉症の方は本当に大変だと思います(@_@;)
さて今日のお題
「〇〇が痛い…冷やす?温める?どっち??」
ですが、皆さんはどうしてますか(・・?
下記の図は答えになりますが、分かりやすく書いてくれてあります♪
この図にもありますが、結論から書くと
・急性期は「冷やす」
・慢性は「温める」
これが基本です。
最近3人の方から同じ質問をもらいました。
「こういう時って冷やしたほうがいい?温めたほうがいい?」
と。
まず急性期ですが、体の反応として
「炎症」
が起きます。
この炎症は五大兆候といって5つに分類されます。
・発熱(患部が熱をもつ)
・腫脹(患部が張れる)
・発赤(患部が赤くなる)
・疼痛(患部が疼いて痛い)
・機能障害(痛くていつもみたいに動かせない)
これらが「炎症」です。
骨折した、足首や手首を捻挫した、強く打撲した…
など、急性期の怪我には必ずこの「炎症」が起きます。
炎症…「炎」という漢字がついています!
だから「氷」などを使って患部を冷やします♪
ではそうでない場合は(・・?
慢性の腰痛や膝が痛い…
などですね。
急性疾患の場合は必ず「きっかけ」が存在します。
何もしていないのに骨折したり、捻挫したり…
なんてことはありえません(^^ゞ
逆に慢性疾患はその「きっかけ」がありません。
日常の体の使い方や、加齢に伴う筋力低下・変形…などで痛くなります。
この場合は患部を「温める」ほうがいいですね♪
しかし慢性疾患でも「冷やしたほうがいい!」という説を唱える方もいらっしゃいます。
その理屈は
患部を冷やす
↓
その周辺の血管が収縮する
↓
氷を外したときに血管が通常より太くなる(血管のリバウンド現象)
↓
その結果、患部の老廃物などが血液によって流される
↓
長い目で見た場合、慢性疾患でも冷やしたほうがいい
ということです。
この説明をされると
「なるほど!確かに!」
となります♪
しかしここには
「関節」
のことが書かれていません(>_<)
全てではありませんが、怪我の多くは「関節」で起きます。
その関節も一緒に「冷やして」しまうと、血管は確かに氷を外したときには通常より太くなるかもしれませんが、関節は「固まって」しまいます(>_<)
患部の関節が固まってしまうと、より動かすことが痛くなります(+_+)
膝が痛い…
これは変形性膝関節症からくる痛みだ(>_<)
とします。
変形性膝関節症は慢性疾患ですから、上記の考え方でいけば「温め」ます。
基本はこれで正解だと思います♪
しかし例外があります!
それは
患部が熱をもっているとき
です。
変形性膝関節症はその名前の通り
「膝関節が変形して」きます。
変形が起きているときは、炎症反応がでることが多いです(>_<)
患部を触り、
・熱をもっている
・なんとなく少し赤い
・腫れている感じがする
などの症状が出ているときは
「冷やし」ましょう!!
炎症の中で
機能障害
があります。
「痛くて動かすことができない」
です。
発熱や腫脹、疼痛が起きていない、変形性膝関節症。
しかし動かすと痛い(>_<)
これは機能障害で炎症が起きている??
と考えることもできます。
この場合は
変形性膝関節症は「骨が変形する疾患」
です。
骨が変形してしまうと、当然通常のように動かすことができません(>_<)
その影響で痛みが出ています。
この場合は確かに動かしての痛みはありますが、「温める」ほうがいいと思います♪
そしてこの炎症の五大兆候ですが、必ず5つ全てが出る!
というわけではありません(^^ゞ
赤くはならないが、腫れている
熱はないけど、疼いて痛い
などなど…
なんてことはよくあります。
スポーツ現場などで数えきれないほど急性疾患をみてきましたが、多くは
・腫れる
・熱をもつ
・幹部が疼く
の3つが出ることが多いですね。
少し長くなりましたが、
急性疾患は「冷やす」
慢性疾患は「温める」
急性疾患は「必ずきっかけ」が存在する
慢性疾患は「気が付いたら痛い」
です♪
そんなに難しく考えず、これだけ覚えてもらえたら…と思いまます(^^)
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬佑