整骨院、接骨院、整体院…それぞれの違いは?(・・?
2022/04/15
No102 整骨院、接骨院、整体院…それぞれのちがいは?(・・?
昨日の雨から少し気温が下がりましたね。
今日は最高気温昨日より7℃も低い予報です(17℃予報)
今週のはじめは27~28℃までありました!
数日で10℃も違う…
服装が本当に難しいです(>_<)
さて今日のお題は
「整骨院、接骨院、整体院…そのちがいは?」
です。
これに関しては知らない方のほうが多いと思います!
普通に生活していても知る機会がありませんからね(^^;
これもたまに聞かれる質問です。
なので、今日はそのあたりを書いていこうと思います♪
まず「整骨院」と「接骨院」のちがいは知っていますか(・・?
実は…
どちらも「同じ」です( ̄▽ ̄)
整骨院も接骨院もどちらも「柔道整復師」の資格をもつ方が必ずいます。
厳密には柔道整復師がつけれる名称は
「接骨院」
「ほねつぎ」
「柔道整復院」
です。
あれ?整骨院は?
となりますが、本当はつけたらダメなんですね(^^ゞ
しかし最近は行政がOKを出しています。
柔道整復師は江戸時代から活躍しています。
当時は骨折や脱臼をするとドクターはいませんから、柔道整復師の先生が骨折や脱臼を治していました。
今は骨折や脱臼をすれば「病院(整形外科)」に行きます。
したがって
「接骨院」=骨を接合する
を使わずに
「整骨院」=骨を整える
という意味合いから「整骨院」と名乗る柔道整復師の方が多いです。
実際、柔道整復師は「骨折」「脱臼」の治療(整復=脱臼なら、ずれている関節を治す)はできますが、それは「応急処置」のみで、その後の治療にはドクターの同意書が必要です。
整骨院・接骨院では保険が使えます。
しかしその内容は「急性疾患のみ」になります。
よく整骨院・接骨院の入り口などに
「骨折」「捻挫」「脱臼」「打撲」「肉離れ」
などが書いてあります。
これに関しては「保険適応」ですが、「慢性腰痛」「肩こり」「加齢による膝痛」「四十肩」「腱鞘炎」などなど…
慢性疾患は「保険適応外」です。
したがって「肩こり」で保険を使っているところは「違法」になります。
なのでたまにニュースで取り上げられていますが、「違法請求で整骨院摘発!」なんてことが起きます。
次に「整体院」です。
「整体院」は国家資格の方がいないことが多いです(>_<)
民間の資格などで開業できます。
極端な書き方をすると
「体のことを一切しらない素人の人」
でも開業できますΣ(゚Д゚)
生活消費センターに
「○○整体院に行って、余計に痛くなりました」
という相談は年々増えているそうです(>_<)
よく「当院独自の治療法」などが看板に掲げられていますが、この「独自の」がポイントです。
いいかえれば「誰からも学ばず、治療法を編み出した」になります。
これは怖いですね(>_<)
確かに独自の治療法を編み出す方はいらっしゃると思いますが、それは数百人人に1人いるかいないか…
のレベルだと思います。
私たちのような治療家は「技術職」でもあります。
「基本」があり、そこから「応用」に転じます。
多くの治療家の先生方は「修行」されています。
そこで「基本」を学びます。
1年や2年働いて、開業。
「当院独自の…」
は、本当に??
と少し疑ってしまいます(>_<)
体のことを3年間専門学校で勉強しただけで、国家資格に合格すれば開業できます。
そのため「患者さんを悪化させる」ケースが増えました(>_<)
国が「これではダメだ!」ということで、いくら国家資格に合格しても「実務経験5年以上がないと開業できない!」に変更になりました。
変更されてからまだ数年しか経っていません((+_+))
修行はちゃんとしたほうがいいですね(^^ゞ
最近は「理学療法士」といって病院などでリハビリを専門にする方が自分で開業していることもあります。
その方は国家資格の持ち主ですし、体のことは分かっています。
しかし法律上、開業できる資格は
「柔道整復師」
「鍼灸師」
「あんま・マッサージ・指圧師」
の3つだけです。
理学療法士には開業権がありません。
基本的に「ドクターの指示の元、リハビリ業務をおこなう」
これが理学療法士の役割ですから。
そして私のような「鍼灸師」です。
実は「柔道整復師」や「鍼灸師」「あんま・マッサージ・指圧師」の開業権がある資格は、「国の広告ガイドライン」に沿わないといけません(>_<)
これは私の治療院の入り口の写真です。
国の広告ガイドラインには
「名称」
「施術日および施術時間」
「電話番号・予約の有無・駐車場の有無」
などしかダメなのです(>_<)
本当はもう少し色々ありますが、長くなるので(^^ゞ
値段などは「書いてはダメ」なんです。
書くと「違法」になります(@_@;)
しかし「整体院」にはそんな法律はありません!
だから「○○分○○円」などの看板が挙がっています。
これは国家資格者がいないことを表しています。
私たち国家資格者はできませんからね(^^ゞ
あとは「リラクゼーションを目的とした「マッサージ店」です。
これは「治療目的」ではなく「リラクゼーションを目的としている」なので、国家資格はほぼいないでしょう。
バイトの方や、そこの会社で数時間講習を受けて、お客さんにマッサージをしているところが多いです。
これも法律がありませんから、広告などは何でもできます。
その変わりに「余計痛くなった!」という問題はよくある話しです(>_<)
当たり前ですよね?
数時間の講習だけで体のことが理解できるなら、私たちのように3年間も専門学校に通う必要はありませんから(^^;
長くなりました(>_<)
なんとなく分かりましたか(・・?
簡単にまとめると
「整骨院」と「接骨院」は同じ
「整体院」は国家資格を持っていない人が多い
です。
まだまだ書くことはありますが、長くなるのでやめていきます(^^;
もしこのブログに関して質問がある方は、いつでも聞いてくださいね♪
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐