整形外科疾患シリーズ~ぎっくり腰~【今日のお題 keiトレーナールーム】
2022/02/09
No83 整形外科疾患シリーズ~ぎっくり腰~
前回のブログで会社経営者Oさんのぎっくり腰について書きました♪
まだ読んでいらっしゃらない方はまずは先にそちらをご覧ください。
前回ブログ→https://kei-kasshin-2014.space/blog/detail/20220204150826/
前回は「なぜぎっくり腰はクセになるのか?」
で終わりました。
今回はその「なぜクセになるのか?」を書いていきます♪
前回のおさらいですが、ぎっくり腰には「筋肉系」と「関節系」の2種類があると書きました。
どちらのタイプでも必ずおきる現象は
「筋肉が固まる」
です(>_<)
筋肉系は関節に負担がかかる前に筋肉が一瞬にして固まり、関節を保護します(筋性防御といいます)
→結果、筋肉が固まります。
関節系はその筋性防御が間に合わず、関節(靱帯)が損傷してしまうことです。
関節(靱帯)を損傷してしまうと、靱帯に保護されていた関節が不安定になるので、力が入りにくくなります。
「歩けない」「やってしまった姿勢から動けない」というやつです(>_<)
この状態では日常生活もままならないので、関節回りにある筋肉が「靱帯を損傷して関節が保てない。頑張って筋肉で関節を守ろう!」
として靱帯の代わりに関節を保護してくれます。
→結果、筋肉が固まりす。
これがどちらのタイプでも筋肉が固くなる理由です(^^;
ではなぜクセになるのか?(・・?
多くの方はぎっくり腰になると整骨院などの治療院に行かれると思います。
ここでしっかり治せば問題ありませんが、治していく過程で「もうほとんど痛くないから、通わなくてもいいかな?」
と患者さん自身の判断で治療を辞めてしまうと、「固まっている筋肉」が残っている状態になります。
これがダメなのです(*_*;
筋肉系は筋性防御によって固まった筋肉を
関節系は損傷した靱帯の代わりに固まってくれた筋肉を
ほぐしていかなければいけません!
ちなみにいうと、このほぐし方も「筋肉系」と「関節系」では違います。
関節系は靱帯の代わりに固まってくれている筋肉なので、靱帯が修復する前にほぐしてしまうと…
悪化します(+_+)
下手をすれば「歩けなかった元の状態に戻りますΣ(゚Д゚)」
ほぐすにも、「ただほぐす」だけではいけません!
その時の状態を確認し、「今日なら、ここまでまでOK」と。
ほぐし方も色々です(^^;
そしてこの治している過程で、患者さんが途中でやめてしまうと
「固まった筋肉がそのまま身体に残った状態」
になります。
固まっている筋肉は柔軟性がありません(+_+)
例えば健康な状態で「くしゃみ」をしても、「下のものを取ろう」としてもそんなに「負担」はかかりません。
身体(腰)に柔軟性があるので、急な動きでも身体が反応してくれます♪
しかし固まった筋肉があるなら健康な部分もあれば、「固まっている部分もある」ということなので、とっさの動き(くしゃみなど)に耐えれなく…
「ギクッ」や「ピキッ」
とやってしまいます(*_*;
これが「ぎっくり腰はクセになる」といわれる理由です。
つまり「しっかり治しておけば、再発の可能性はかなり低くなります♪」
ぎっくり腰の原因は
・ふだんから腰痛がある
・運動不足
・身体が固い
などなどあります。
季節も関係があります。
晩秋(11月くらい)~春先(4月上旬)くらいは寒いので、筋肉が固まりやすいです(+_+)
季節的にあと1~2か月くらいは夏よりも、ぎっくり腰をやってしまう可能性が少し高いです(>_<)
お気をつけくださいm(__)m
オミクロン株、その亜種?のステルスオミクロンも猛威をふるっています。
手洗い・うがい・マスク・人ごみに行かない
を徹底して、予防しましょう♪
ではまた次回のブログでお会いしましょう(^^)
keiトレーナールーム 活心はりきゅう堂 長谷川敬祐